差し出された手
いつの頃からだったのかなぁ。
むかしっからそうだったのか。
何かきっかけがあってそうなったのか。
伸べられた手を拒んできたんです。
というより、誰かが自分に手を差し伸べていたことに気がつかなかったんです。
なんでなんだろうって思ってた。
どことなく周りが冷たいような気がして。
それはおいらが無意識に相手を無視していたからです。
それはもちろん悪気があったとかそういうわけではないんですけど。
いろんな人からのいろんなサインがあったことに、今の今まで気づけなかったんですね。
人はみな繊細です。心をもった生き物ですから。
せっかく勇気をもって出した手を無視されるのは、やはり辛いものです。
それはおいらもよくわかっています。
今さらもう、器用に立ち回るつもりはないけど。
これからはもう少し反応を見せていこう。
あるいはこちらから手を差し出してみよう。
人間関係ってのはそんなふうにして、響きあっていくもんなのかな。
はぁんムズカシイ。